第九十九章~ The greatest lunch in my life ~final |
ホワイト氏の、1982年シーズンにおける大活躍を収めたMy秘蔵ビデオ、「ロイ・ホワイト三昧」を、”ご本人“と一緒に見ながら語り合うという大きな夢の一つが叶った私(前章参照)。 そして、その他にもいくつかの“夢の会話”が実現している。 本章では、それを記憶の限りご紹介…….. ホワイト氏「Donation、ドウモアリガトウ!」 Roy White Foundation(RWF)への寄付のお礼を言われ、 私「When I was a student you moved me and gave me hope!」 学生時代の私を、素晴らしいプレーで励ましてくれた事への恩返しの意を、ホワイト氏はじっと聞き入りながら頷き、理解してくれた。 バウアー氏「君は、ヤンキースタジアムに行ったことはあるの?」 私「Yes!」 昨年5月3日にヤンキースタジアムで対アスレティックス戦を観戦した際、ホワイト氏とはメールでやり取りをしたが、バウアー氏には伝わっていないみたい・・・・・ バウアー氏「Old stadium or new stadium ?」 私「New Stadium !」 バウアー氏「When?」 私「May!」 そしてバッグから、今回の“秘密兵器”iPad mini を取り出し、取って置きの写真を公開する私。 ホワイト氏「Ron Blomberg !」 私「Who is this ?」 ホワイト氏「Bucky Dent !」 私「The correct answer is Thurman Munson ! But I don’t know the question(I don’t know what the question wasの方が良かったか?)…..」 そして、「I have your museum in my house!」 それを聞き、喜んでバウアー氏に通訳するホワイト氏。 期待通り、“They kept me….”に目が行くホワイト氏。 1966年、Frank Robinsonとの因縁の場面。 私「Frank Robinson! Did he catch your home run? Manager Houk complained to an umpire!」 ホワイト氏(微笑みながら)「ボクは彼が落球したと思う。でも、真実は分からない・・・」 ホワイト氏「?OH! Rebel」納得するホワイト氏。 因みにホワイト氏がスタローンと共演し、FBI捜査官役を演じた映画「No place to hide」は、日本では「Rebel」のタイトルでビデオが販売された。他にはコメディー風にremakeされたと言う「Rainbow」もある。 「Sparky Lyle! ”Bronx Zoo” Japanese version!」(日本語版は”Rocker Room") これも嬉しそうにバウアー氏に”通訳”してくれるホワイト氏。 それをバウアー氏に伝えるホワイト氏。 バウアー氏「ロイがヤンキーズのコーチとして日本に行った時は?・・・・」 私「I went to Tokyo Dome!」 待ってましたとばかりに「とっておき」の写真を見せる私。 私「私はネット裏席に座っていました」(因みに、ネット裏席 ”behind home plate seat” が上手く言えなかった私に、ホワイト氏は優しく発音の“お手本”を示してくれた) するとホワイト氏は、照れくさそうな表情で額の汗を拭う仕草をしてくれた。 これを見てホワイト氏は、誇らしげにバウアー氏にその人物の事を説明していた。内容は私には解らなかったが………. とてもfriendly な“ツーショット”(和製英語)。その笑顔の訳を尋ねるのが10年来の夢だった私。 私「彼は笑っています。あなたは何を言ったの?」 一瞬考えたホワイト氏は「I don’t know」 そこで私は「I guess you imitated Takamiyama !」(ついに言っちゃった!) そして微笑むだけのホワイト氏だったが、余は満足じゃ! 少し首を傾げて一生懸命思い出そうとするホワイト氏だが、無理そうな様子。 私「Awaguchi?Giants coach!」 ホワイト氏「OH! アワグチ! アワグチ! Good guy !」 私「In 1980, You and Awaguchi……」と言ったところで、互いに両手を“パチン”と叩き、左中間での“衝突事故”(第8章参照)を表現する私達 (ロイさんは、野球のプレーと同様に相手の気持ちが読めるのだ!) バウアー氏にその“traffic accident”を伝えるホワイト氏。驚きの表情のバウアー氏。 私が「Running home run !」と和製英語を口走ると、ホワイト氏は「Inside park home run !」と教えてくれた。 私「This is yakitori master !」 するとバウアー氏が笑いながら「Master!? 仕事はいいのかい!?」 ホワイト氏「ジャイアンツとタイガースの関係は、ヤンキーズとレッドソックスに似ているね。」 私「Yes!Yes!」(思いっきり頷く私。実は私もそれを言いたかったのだ!) 私「大阪の人に、自分がジャイアンツファンであると言うと…… 」と言いながら思いっきり“しかめっ面”をして睨んで見せる私。そして笑う二人。 私「私の父親もdentist です。88歳で、まだ東京で働いています(驚くホワイト氏)。彼はアンチ巨人で、巨人の選手が嫌いです!」 笑う二人。 私「父は南海ファンです!」 「ナンカイ!?」と驚くホワイト氏。(あの時代の南海は弱かったから無理もない) そして突然バウアー氏から、「君を、RWFのboard memberにしたい。我々の便箋に君の名前がinternational board member として記載されるんだ」とのsurprise offer を受ける。最初、意味が理解出来ずに首を傾げていた私に、繰り返し説明をしてくれるバウアー氏。ようやく理解し、「Really?unbelievable! Thank you !」 感激する私に、微笑んで頷くホワイト氏。 私「I will continue to support your students !」(因みに、ご馳走になるお礼に心ばかりの寄付金を渡している私。日本流にいえば寸志?) バウアー氏「ロイ、君は日本に行かなきゃならないぞ!」 微笑むホワイト氏。 Main dishを食べ終わると、 バウアー氏「デザートを食べるかい?」 私は厚かましく、「Yes!」 しかし、ウェイトレスの女の子がケーキの種類を次々と言ってくれるが、なかなか聞き取れない。繰り返し言ってくれる中で、「レメン」と聞こえたのをオウム返しする私。 それを見たホワイト氏は笑いながら、「大きなケーキが来たね!君は全部食べなきゃいけないぞ!」 そして苦笑いの私。 “レメンケーキ”の向こうには、ホワイト氏とバウアー氏が“仲良くShare”するChocolate cake が見える。 私がケーキを懸命に食す間に、バウアー氏が食事代の支払いを自身のカードで行っている。 そろそろ別れの時が迫っていることを感じ取ったところで、1/3程残ったケーキを見たホワイト氏が「Good job !」と笑う。 やがて両氏が立ち上がると、バウアー氏が「今日はどうだった?」 私「It was the greatest lunch time in my life !」 そして、成田空港で購入したお土産の扇子を思い出した私は、慌ててバッグから取り出し、二人に手渡して「Souvenir !」 喜ぶ二人に「Please use it in summer !」 その後、バウアー氏が出口に向かうと、ホワイト氏が「ドウゾ!」と私を誘導してくれる。 店を出るとバウアー氏が「もう一枚写真を!」 ホワイト氏の左手にはお土産の扇子。DVDとビデオテープは“革ジャン”のポケットに納められているようだ。 最後に二人と握手を交わし「Thank you so much !」 バウアー氏が「向こうのクリスマスツリーをぜひ見ていきなさい!」 二人の後姿を見つめながら、静かに感激の余韻に浸る私であった………. |
by rhiltonw-tms
| 2014-08-24 23:07
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Comments(4)
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roy.ogawa at 2014-08-25 14:54
集大成的な更新ですね。何度も読みなおしてみたい。
焼き鳥パーティ、男同士ぼかしは不要かも (^o^) ツイッターの写真、もらいましたよ。巨人軍のものはひさしぶりです。
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rhiltonw-tms at 2014-08-25 19:43
お言葉に甘えて、近日中に鮮明な写真に取り替えます!(^O^)/
新入手写真は、1980年のものですね。長島巨人のために懸命にプレーしてましたね。本には、江川、西本、定岡の対談もあります。確かにベビーフェイスの定岡もオヤジになりましたね。
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tosipitosipi
at 2017-09-18 13:24
しあわせそーー
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rhiltonw-tms at 2017-09-23 22:37
超幸せです!!
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